【災害救助犬じゃがいも】の犬種や名前の由来は?訓練費用や支援者は?

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「坂上どうぶつ王国」で放送された

福島県で被災した災害救助犬“じゃがいも”の物語。

「福島の被災犬」でもあるじゃがいもの

名前の由来や犬種と訓練費用や支援者など

について調べてみました!

被災犬「じゃがいも」が災害救助犬になった理由!

出典:しっぽ

2011年3月11日の東日本大震災から

3か月後の6月に、

じゃがいもは、福島県飯館村に住む飼い主、

井上キミエさん(2016年時点で52歳)の自宅で誕生。

じゃがいもには兄弟が4匹いたそうです。

福島県の飯舘村は、

もっとも美しい村の一つとされていましたが、

原発事故を受け全村避難を命じられ、

生まれも育ちも飯館村だった井上さんでしたが、

県内の借上げ住宅での避難生活を強いられました。

そこで井上キミエさんは泣く泣くじゃがいも

を含めた計5匹の飼い犬を

岐阜県岐阜市にあるNPO法人日本動物介護センター

に預けることにしたのです。

じゃがいもはまだ生まれたばかり。

母親と一緒にいたかったでしょうね。

飼い主である井上さんも苦渋の選択だったと思います。

「飯舘でこれ以上この子たちを飼うことはできません。
人間だってもうここには住めないんだから……。

せめて、この子たちには安全なところで、
かわいがってもらって、幸せになってほしい」

引用:女性自身

岐阜県にあるNPO法人日本動物介護センターでは、

元の飼い主さんが避難先で飼育できなくなった

飯舘村の犬を50頭以上引き取り、

育ててきた実績があるとのこと。

同センターの山口常夫理事長は、

じゃがいもの他の兄弟を含めて

インターネットで新しい飼い主を募集を開始。

するとすぐに最初の1頭に東京からもらい手がつき、

その後も順調に、名古屋、岐阜、新潟と

新しい飼い主が見つかったそうです。

山口さんのもとには真っ黒な子犬の

ジャガイモだけが残ったそうです。

故郷を追われたこの子犬が、

見事災害救助犬になれたなら、

福島の人たちの、飯舘村の人たちの励みになるだろうと思い、

「被災地で生まれた犬を、

被災地で活躍する災害救助犬に!」

そう決意した山口理事長は、

預かった「じゃがいも」を災害救助犬として訓練し始めたのです。

災害救助犬とは?

災害救助犬とは災害時に行方不明になった人たちを、

嗅覚を使って見つけだす犬のことですね。

一般社団法人ジャパンケネルクラブが

年1、2回実施する救助犬認定試験の合格率は1~2割

災害救助犬の認定試験を行う団体は

数件ありますが、

じゃがいもが受けている災害認定試験は、

一般社団法人ジャパンケネルクラブ

年1、2回実施する救助犬認定試験で、

その合格率は1~2割とという狭き門!!

この救助犬認定はFCI加盟国の団体による試験で、

世界基準での試験内容です。

毎年この団体の優秀な犬たちは世界大会に出場するほどレベルの高い試験なんです!

そもそも普通の犬が災害救助犬になれる確率が

どのくらいなのかというと、

無差別に犬を選んだときは、

100頭の犬の中に、8頭ぐらいの犬が救助犬に適性があり、

その8頭の中で、完璧な救助犬になれるのは、4頭ぐらい。

なので、100頭の中から災害救助犬になれるのは、

4%ぐらいと言われています。

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災害救助犬の犬種は?

NPO法人日本動物介護センターの山口理事長は、

これまで、血統書付きのエリート犬の

災害救助犬の訓練をしたことがあったそうですが、

じゃがいもは雑種だそうで、

雑種が災害救助犬として認定試験に合格させることができるのか

不安だったそう。

実際に、

ジャーマン・シェパード、

ラブラドール・レトリバー、

ボーダー・コリーなどの警察犬や牧羊犬など

歴史を持つ犬種が向いているそうですが、

災害救助犬では犬種よりもその性格が重要なのだそうです。

救助犬の仕事場は、

山岳地域や原野、家屋が倒壊しているような足場の悪い状況です。

そして、様々なレスキュー活動の人がたくさんいて、

たいへん混乱していますし、その人たちの匂いもいっぱいです。

そのうえ、火災跡の煙やニオイ、

消防車や救急車のサイレンの音、ヘリコプターの騒音と、

大混乱の状況の中でも、

救助犬は集中して人間を捜索しなければなりません。

そのために、こういった

困難に直面してもあきらめない勇猛果敢な犬

でないといけないのだそうです。

災害救助犬と警察犬との違いは?

人の臭いを感知して探すという点では、

災害救助犬と警察犬では似ていますが、

警察犬が犯人や特定の個人の匂いを覚えさせて、

かすかに残った匂いをたどりながら犯人を追いかけるのに対し、

災害救助犬は捜すヒトの匂いがわからなくても、

空中に漂う浮遊臭を察知し匂いの素をたどって、

行方不明者を自分の力で捜し出します。

これは警察犬にはできないことで、

やはり特別な訓練が必要なのだそうです。

そして、合格した後も訓練を続けないと、

救助犬の能力・意欲が低下するそうで、

認定期間は2年間となり、期間経過後は再受験となるようです。

災害救助犬「じゃがいも」の訓練費用は?

出典:中日新聞

救助犬が試験に合格するまで、

どれぐらい費用がかかるのかというと、

一般に訓練は生後6ヶ月ぐらいから始めた場合、

約1歳半~2歳ぐらいで救助犬の資格を取ることができます。

しかしじゃがいもが11回目の試験で認定を受けられたように、

期間は、犬の能力、性格によっても違いまので、

費用固定ではないとの事。

じゃがいもが受けた試験は、

一般社団法人ジャパンケネルクラブの災害救助犬の

認定試験で、

一般社団法人ジャパンケネルクラブ会員の方のみお申込み

になるようです。

会員料金

入会金    2,000 円
1年分年会費  4,000 円(本部会費3,000円、クラブ会費1,000円)
合計     6,000 円

この他に、災害救助犬の認定試験の費用が

かかるということですね。

また、災害救助犬の出動に関しては、

組織団体は募金から成り立っていて、

出動するとそこから経費が出るため、

救助者に請求することはないと言います。

近所にいる普通の犬が実は災害救助犬の

訓練を受けていて、

出動するということもあり得るということです。

人のお役に立てるのなら・・・・ということで、

訓練費用や認定試験を任意で受け取けている方もいるようで、

災害救助犬は、善意から成り立っているんですね。

じゃがいもは

岐阜県の日本動物介護センターで育てられていますが、

名古屋市の乗鞍公園に集う犬の飼い主8人が寄付を続けて

育てられ訓練を受けていたようです。

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じゃがいもが災害救助犬の認定試験に合格するまで

じゃがいもが災害救助犬として訓練を開始したのは、

2011年12月のこと。

じゃがいもは6月に生まれたので

生後6か月頃は訓練開始時期として丁度よかったそうです。

煙や火、重機やサイレンの音など、

災害現場で想定される状況に慣れない犬も多いなか、

じゃがいもは難なくクリア!

このまますんなり合格できるかと思いきや、

じゃがいもは「告知」が苦手だったとのこと。

試験の大まかな内容としては、

「服従」:「待て」「座れ」などの指示にきちんと反応できる。
「告知」:人がいることを周囲にほえて知らせる。
「捜索」:がれきの中にいる人を探す。

の3つが試されるのですが、

じゃがいもは

ほえて知らせる「告知」が大の苦手だったそうです。

食べ物が欲しかったり、危険を察知したときなど、

自分から相手に伝えたい情報があって

はじめて犬はほえるので、

生きている人間をその場に見つけたとしても、

本能的にほえる理由にはならないので、

難しいとのこと。

これまでに10回の試験を受けて、

10回不合格。

しかし、合格を目指す姿を見せることこそが、

じゃがいもの使命なのかもしれないと、

2016年当時、

じゃがいもを引き取ったNPO法人日本動物介護センターの

山口常夫さんは言います。

「あれから5年もたつのに、福島はとても復興しているとは言えません。

うちで預かっている犬の飼い主さんはご高齢の方が多く、
皆さん故郷に帰りたいと言います。

その気持ちを押し殺して今日まで頑張っているんです。

5年間も頑張ってきた人にこれ以上
『頑張れ』と言うのはおかしいでしょ。

そういう人たちに、
何度落ちても頑張るじゃがいもの姿を見てもらえばいいなと思っています」

引用:女性自身

再挑戦では、音には惑わされないようになりましたが、

今度は土管の中に隠れた人の気配を感じて知らせる

という課題が

練習では出来ていたのにもかかわらず、

本番ではできませんでした。

それでも、じゃがいもは諦めませんでした。

訓練士の上村智恵子さんが毎晩自宅に連れて帰り、

一緒に過ごす時間を増やしていくうちに信頼関係が高まり、

周囲の状況にかかわらず指示を実行できるように。

出来ることを少しずつ増やし続け

2017年、11回目の試験で災害救助犬の試験に合格したのです!

そして、

このじゃがいもが認定を受けるまでのストーリーが、

 “挑戦することの大切さ”を学ぶ題材として、

2020年度から小学校6年生向けの道徳の教科書(日本文教出版)

に載るそうです。

災害救助犬「じゃがいも」の名前の由来

ところで、

「じゃがいも」という可愛らしいけど変わった名前、

気になりませんか?

名前は、飼い主だった井上キミエさんから

センターにお礼として送られてきたジャガイモにちなみ、

名付けられたそうです。

年2回飼い主にも会っているようですね^^

そして今でもしっかりと訓練されています!

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